FX用語集

IFD注文
IFDとは、If-Done(イフ・ダン)の略です。新規注文(一次注文)とそれを対象とした決済注文(二次注文)をセットで発注する注文方法です。お取引き会社によっては、一次注文及び二次注文は、それぞれ指値注文および逆指値注文を選択することができます。
IFO注文
IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。新規注文(一次注文)の指値(逆指値)が約定すると、決済注文(二次注文)のOCO注文が自動的に有効になります。
Ask(アスクレート)
為替レートには「Bid(ビッドレート)とAsk(アスクレート)と表示される2つのレートがございます。ある通貨を売りたいとき、いくらのレートで売ることができるのかを表しているのが、「Bid(ビッドレート)」となります。逆にある通貨を買いたいとき、いくらのレートで買うことができるのかを表しているのが「Ask(アスクレート)」となります。
売建玉(うりたてぎょく)
売付取引のうち、決済が結了していないものをいいます。売ポジションともいいます。
買付の注文にて決済します(売ポジションを解消します)。
受入証拠金(うけいれしょうこきん)
FX口座に差し入れた証拠金のことをいいます。なお、取引によって発生した決済損益やスワップポイントの授受は、受渡日に受入証拠金への入出金をもって受け払いされます。
これにより受入証拠金の金額は増減します。
受渡日(うけわたしび)
外国為替の銀行間取引のルールにおける資金の受渡日をいいます。
ASストリーミング注文
ASとは、Auto Select(オートセレクト)の略称であり、リアルタイムで提示されているレートにて売買が発注された注文をシステムが自動的に新規・決済の判断を行う注文方法です。例えばポジションを持たない状態で、注文を行った場合は、新規注文となります。一方、ポジションを持つ状態でそのポジションの反対の売買注文を行った場合は、自動的に決済注文となります。
終値(おわりね)

終値とはその日の取引終了時点の価格のことを言います。
ただ、外国為替市場には、取引所がないため取引終了時間の値段が終値というわけではありません。そこで、一般的に東京市場の場合は東京時間でPM 05:00の価格のことを、ニューヨーク市場の場合はニューヨーク時間でPM 05:00の価格のことを終値といいます。

※ニューヨーク時間でPM 05:00とは日本時間で翌日のAM 07:00(ニューヨークが夏時間の場合はAM 06:00)となります。

オシレーター系(おしれーたーけい)
テクニカル分析とは、過去の値動きなどからチャートを描いて、将来の値動きを予測する分析手法となります。テクニカル分析においては主にオシレーター系の方法とトレンド系の方法があります。オシレーター系の方法は主に相場の「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」を計測し、相場の反転タイミングの予測などに活用されます。

買建玉(かいたてぎょく)
買付取引を行ったあと、決済が結了していないものをいいます。買ポジションともいいます。
売付の注文にて決済します(買ポジションを解消します)。
カバー取引(かばーとりひき)
登録金融機関が顧客を相手方として行う店頭外国為替証拠金取引の価格変動によるリスクの減少を目的として、当該店頭外国為替証拠金取引と取引対象通貨、売買の別等が同じ市場デリバティブ取引又は他の登録金融機関その他の者を相手方として行う為替取引又は店頭外国為替証拠金取引をいいます。
強制決済(きょうせいけっさい)
保有する建玉を強制的に決済することをいいます。
逆指値注文
レートを指定して発注する注文です。買い注文時は発注時のアスクレートよりも高く、売り注文時は発注時のビッドレートよりも低いレートを指定していただく必要があります。
逆指値注文は、各FX会社の提示レートが発注した逆指値注文の注文レートに達した場合、又は超えた場合、各社提示レートで約定します。逆指値注文は、ご指定いただいたレートよりも不利なレートで約定することがあります。特に、相場急変時や週明け月曜の取引開始時等には、著しく不利なレートで約定する場合があります。
逆張り(ぎゃくばり)
相場のトレンドに逆らって取引することを「逆張り」といいます。例えばドル円が円安傾向で推移している状況で、そろそろ円高方向にトレンドが反転するという予測のもとに、ドル売り・円買い取引を行うことが「逆張り」となります。想定通りにトレンドが円高に反転した場合は利益となり、予測に反して円安傾向が続いた場合は、損失が拡大することとなります。
クウォート(くうぉーと)
金融機関が為替レートを提示することをいいます。
クロス取引(くろすとりひき)
基軸通貨である米ドル以外の組み合わせの通貨間取引をいいます。クロス円といえば「ユーロ/円、豪ドル/円」など円を絡めた取引を意味します。
決済注文(けっさいちゅうもん)
新規で発注された建玉を手仕舞う(建玉を減じる)ために行う取引で、建玉を指定して行う反対売買取引をいいます。
ゴールデンクロス(ごーるでんくろす)
短期移動平均線が中期や長期の移動平均線を、下から上に突き抜けて交差することを「ゴールデンクロス」といいます。「ゴールデンクロス」は価格上昇に転じたことを確認するシグナルと言われていますが、タイミングが遅れやすい傾向にあります。

差金決済(さきんけっさい)
決済にあたり、当該通貨ペアの売買の価格差により算出された損失又は利益に応じた差金を授受することによる決済方法をいいます。
サポートライン(さぽーとらいん)
チャート分析において、過去に何度か為替レートが下げ止まった価格帯のことをサポートライン(支持線)といいます。市場参加者の多くがサポートラインを意識することで、その水準が近づくと下げ止まったり、反転したりする傾向があります。ただし、サポートラインを割り込み下落することもあります。サポートラインを割り込んだ際は、市場参加者からの売りが増え、大幅に下落するケースもあるため注意が必要です。
証拠金維持率(しょうこきんいじりつ)

(純資産÷必要証拠金)×100
結果は「〜%」で表示されます。

純資産(じゅんしさん)
純資産とは「受入証拠金+未決済建玉評価損益+入出金予定額+未受渡売買損益+未受渡スワップポイントの合計金額」をいいます。
ショート(しょーと)
ある通貨を売り持ちしている状態をいいます。例えばドル/円で「ドルショート」という場合は、ドル売り・円買いを行っている状態となります。一方で、ドル買い・円売りを行っている状態を「ドルロング」といいます。
順張り(じゅんばり)
相場のトレンドに沿って取引することを「順張り」といいます。例えばドル円が円安傾向で推移している状況で、この先も円安が進むという予測のもとに、ドル買い・円売りの取引を行うことが「順張り」となります。想定通りにトレンドが円安に推移した場合は利益となり、予測に反して円高に反転した場合は、損失が拡大することとなります。
スワップポイント(すわっぷぽいんと)
スワップポイントは、ロールオーバーを行うことにより発生します。一般的に金利の安い通貨を売り、金利の高い通貨を買った場合、通貨間の金利差をスワップポイントとして受け取ることができ、金利の高い通貨を売り、金利の安い通貨を買った場合は、その金利差をスワップポイントとして支払うこととなります。また、通貨間の金利が均衡している場合や通貨の需給等により、どちらの通貨を買っても、又は売ってもスワップポイントを支払うこととなる場合があるほか、受取りも支払いも発生しない場合があります。
スリッページ(すりっぺーじ)
スリッページとは、注文時に指定したレートと実際に約定するレートとの相違を言います。
スクエア(すくえあ)
外国為替取引で売りと買いの持ち高をイーブンにすることをいいます。
ストップロス(すとっぷろす)
あるポジションを持っていて、為替レートが自分の不利に変化してきて損失が発生してきたときに、それ以上の損失を避けるためにポジションを決済する注文のことをいいます。買いポジションのときは「ある値段まで下がったら売る」、売りポジションの場合には「ある値段まで上がってきたら買い戻す」という逆指値注文になります。
スプレッド(すぷれっど)
提示する売気配(アスクレート)と買気配(ビッドレート)のレートには差(スプレッド)があり、売気配(買値・アスクレート)が買気配(売値・ビッドレート)よりも高くなっています。各通貨ペアのスプレッドは、通常時は安定しておりますが、早朝時の流動性が低い時、経済指標発表時など、マーケットの状況により広がる場合があります。
損切り(そんぎり)
保有しているポジションに未決済の評価損がある場合に決済して、未決済の評価損を確定させることをいいます。

建玉(たてぎょく)
店頭外国為替証拠金取引における建玉とは、買い建て・売り建て取引によって生じた持ち高、あるいは通貨や数量などの持ち高状況のことをいいます。ポジションともいいます。
注文中証拠金(ちゅうもんちゅうしょうこきん)
注文中(新規未約定)の注文にかかる必要証拠金合計金額のことをいいます。
2Way方式(つーうぇいほうしき)
為替レートには「Bid(ビッドレート)とAsk(アスクレート)と表示される2つのレートがございます。ある通貨を売りたいとき、いくらのレートで売ることができるのかを表しているのが、「Bid(ビッドレート)」となります。逆にある通貨を買いたいとき、いくらのレートで買うことができるのかを表しているのが「Ask(アスクレート)」となります。
デリバティブ取引(でりばてぃぶとりひき)
その価格が取引対象の価値(数値)に基づき派生的に定まる商品の取引をいいます。先物取引及びオプション取引を含みます。
店頭外国為替証拠金取引(てんとうがいこくかわせしょうこきんとりひき)
通貨を売買する外国為替取引と取引金額よりも少額の証拠金を預託して大きな取引を行う証拠金取引を合成した取引の一つです。
デッドクロス(でっどくろす)
短期移動平均線が中期や長期の移動平均線を上から下に突き抜けて交差することを「デッドクロス」と呼びます。「デッドクロス」は価格下落に転じたことを確認するシグナルと言われていますが、タイミングが遅れやすい傾向にあります。
手仕舞い(てじまい)
保有する建玉(ポジション)を決済すること(解消すること)を指します。
ティック(てぃっく)
外国為替市場では、取引時間の最小単位のことをいいます。
取引日・営業日(とりひきび・えいぎょうび)
取引日とは、原則、土曜日、日曜日及び1月1日以外の日をいいます。また、営業日とは、土曜日、日曜日、日本の祝祭日及び任意に休日と定めた日以外の日をいいます。
トレンド系(とれんどけい)
テクニカル分析とは、過去の値動きなどからチャートを描いて、将来の値動きを予測する分析手法となります。テクニカル分析においては主にオシレーター系の方法とトレンド系の方法があります。トレンド系の方法は主に相場の方向性(上昇トレンド・下落トレンドなど)を見極めることを目的としたもので、トレンドに沿った取引などに活用されます。

値洗い(ねあらい)
建玉について、毎日の市場価格の変化に伴い、評価替えする手続きを値洗いといいます。

始値(はじまりね)
始値とは、その日最初に取引された値段をいいます。寄り付きともいいます。
為替取引では、慣習的にオセアニア市場オープン時の水準を始値と定義しています。
必要証拠金(ひつようしょうこきん)
建玉を維持するために必要な証拠金をいいます。
Bid(ビッドレート)
為替レートには「Bid(ビッドレート)とAsk(アスクレート)と表示される2つのレートがございます。ある通貨を売りたいとき、いくらのレートで売ることができるのかを表しているのが、「Bid(ビッドレート)」となります。逆にある通貨を買いたいとき、いくらのレートで買うことができるのかを表しているのが「Ask(アスクレート)」となります。
pips(ぴっぷす)
pips(ぴっぷす)とは為替レートが動く時の呼び値単位のことです。
対円通貨ペアの場合は、1pipsは1銭、0.5pipsは0.5銭となります。
円を介さないユーロ/ドルなどの通貨ペアの場合は、1pipsは0.0001ドル(0.01セント)、0.5pipsは0.00005ドル(0.005セント)となります。
取引の成果を利益や損失の金額で測ろうとしても、取引量が異なれば損益金額が異なります。例えば10万ドルの取引で50pipsの利益を得た場合は5万円の利益となりますが、1万ドルの取引で500pipsの利益を得た場合も同様に5万円の利益となります。取引量や、取引通貨ペアの違いを排除して取引の成果を客観的に把握する際に便利な単位となります。
ポジション調整(ぽじしょんちょうせい)
投資家が投資資金の配分を変更するために、保有している買ポジションや売ポジションを決済することをいいます。重要な経済指標の発表や経済イベントの前後では相場が大きく変動することが多いため、投資家がリスクコントロールのために保有するポジションを解消することなどがあります。
ボラティリティ(ぼらてぃりてぃ)
ボラティリティーとは一般的に価格変動の度合いを表すものです。例えばドル円のボラティリティ―が大きいといった場合は、ドル円の為替レートの変動が大きいことを意味します。ボラティリティ―が高い通貨ペアの取引を行う場合は、大きなレート変動を想定し、十分な証拠金を預託することをお勧めします。

窓(まど)
ローソク足チャート上において、ある1本のローソク足とその右隣のローソク足との間に上下方向の隙間ができたときに、その隙間を「窓」といいます。
未受渡売買損益(みうけわたしばいばいそんえき)
差金決済が結了したことにより確定した損失及び利益で、受渡日を迎えないことにより、未だ受入証拠金に反映されていない金額をいいます。
未受渡スワップ損益(みうけわたしすわっぷそんえき)
ロールオーバーにより確定したスワップポイントにかかる損失及び利益で、受渡日を迎えないことにより、未だ受入証拠金に反映されていない金額をいいます。
未決済建玉評価損益(みけっさいたてぎょくひょうかそんえき)
買建玉あるいは売建玉に係る評価益又は評価損で、現在の価格により算出されたものをいいます。

有効証拠金(ゆうこうしょうこきん)
純資産−(必要証拠金+注文中証拠金)の算式で計算されます。
新たに取引できる余力を表しています。
四本値(よんほんね)
始値、終値、高値、安値の総称です。

両建て(りょうだて)
同一通貨ペアの新規の買い注文と新規の売り注文を発注し、両方の注文が約定することによって売建玉と買建玉を同時に保有することをいいます。
ただし、両建ては、新規の売建玉と買建玉の両方について証拠金が必要となります。また決済する際に売建玉と買建玉に対し、それぞれ決済取引が必要となるため、二重のスプレッドを負担することとなり、また、ロールオーバーを行った場合はスワップポイントにおいても支払超過となる場合が生じ、経済合理性を欠く取引となりますので、お勧めいたしません。
リーブオーダー(りーぶおーだー)
希望価格を指定して注文を出すことをいい、「指値注文」と「逆指値注文」を総称した注文です。
利食い(りぐい)
保有しているポジションに未決済の評価益がある場合に決済して、未決済の評価益を確定させることをいいます。
レジスタンスライン(れじすたんすらいん)
チャート分析において、過去に何度か為替レートの上昇が止まった価格帯のことをレジスタンスライン(抵抗線)といいます。市場参加者の多くがレジスタンスラインを意識することで、その水準が近づくと上昇が止まったり、下落に転じることがあります。ただし、レジスタンスラインを突破して上昇することもあります。レジスタンスラインを突破した際は、市場参加者からの買いが増え、大幅に上昇するケースもあるため注意が必要です。
ロスカット(ろすかっと)
特定の基準値を、証拠金維持率が下回った場合に、決済取引を行うことです。
ロスカット基準額(ろすかっときじゅんがく)

設定中のロスカット水準に基づき計算される値となります。例えばロスカット水準が50%で必要証拠金が40,000円の場合は、20,000円がロスカット基準額となります。純資産額がロスカット基準額を下回った場合は、全ての建玉が決済されます。

※純資産額の計算は一定間隔での時価評価で行われるため、当初のロスカット基準額と乖離する可能性があります。

ロールオーバー(ろーるおーばー)
建玉の受渡日を繰り延べることをいいます。このロールオーバーのときにスワップポイントが生じます。
ロング(ろんぐ)
ある通貨を買い持ちしている状態をいいます。例えばドル/円で「ドルロング」という場合は、ドル買い・円売りを行っている状態となります。一方で、ドル売り・円買いを行っている状態を「ドルショート」といいます。